我慢するのは無駄

 我慢している人ほど他人に厳しくなる。なぜなのかというと嫉妬しているから。その人を羨ましいと思っているから。自分は嫌なことややりたくないこと、やりたいことができないこと、辛い環境などを我慢しているのに、その人は我慢せず楽しそうにしていれば、嫌になる。そうすればその人の足を引っ張りたくなるのが人の常だ。

 いや、その発想は間違っているでしょ。自分も我慢しなければいい話だ。自分もやりたいことをやって、やりたくないことはやめて、生きたい人生を生きれば他人の人生を邪魔する理由などなくなるだろ。

 我慢することが美徳とか笑える。それは一種の信仰であり、宗教だ。我慢教と名付けよう。我慢教の信者たちは他の人間にも我慢することを押し付けてくる。もし我慢することを否定されると不快な気分になる。一種のファシズムのようなものだ。